お問い合わせ リンクボタン

ショールーム来場 リンクボタン

メニューを開く

スタッフブログ

DATE 2022/08/05

快適で健康的に住まうためのアレコレ 1

 写真

連日35℃を超えるような殺人的暑さが続いていますが、皆さんはどのようにお過ごしでしょうか?

冷房をかけると快適なのはわかっているけど
換気のための窓開けが必要なのは確かにそうだけど

冷暖房時間の基準やどれだけ空気を入れ替えればいいのか?ってことを理解して実行している住まい手さんは殆どいないと思います。
なぜなら、造った工務店さんが知らないから?、、、 (゜.゜)

ここからは住宅の性能にまつわる四方山話に触れていこうとおもいます

??住宅の性能って??

1.マスターズの造る住宅性能


UA値:外皮平均熱貫流率と言い建物の大きさに対してどのくらい熱の量が逃げるかを数値化したもので、建物の断熱性能のめやす
 

マスターズの建てた直近10物件のUA値(W/㎡・k)は
 ・T様邸:0.49-329.40㎡
 ・Y様邸:0.54-262.09㎡
 ・N様邸:0.50-250.11㎡
 ・S様邸:0.52-323.57㎡
 ・S様邸:0.57-357.68㎡
 ・S様邸:0.52-377.25㎡
 ・H様邸:0.56-356.64㎡
 ・S様邸:0.55-299.42㎡
 ・K様邸:0.50-261.91㎡
 ・N様邸:0.53-282.52㎡   です
平均すると0.528 となります。  
国が定めているこの地域の断熱基準は等級4で0.87W/㎡・kなので、基準値の1.6倍強の断熱性能と言えます。

2.冷暖房計画

最初にUA値は“めやす”と言いましたが、何故かというと建物から逃げる熱は他にもあるからです

なのでUA値だけを声高に宣伝している業者さんにはお気を付けくださいね。

とはいえ、“めやす”があるなら使ってみましょう。

上の10物件には、UA値の後ろに面積も記載してあります。

この数字は熱の出入りが発生してしまう面積です。つまり、UA値に対象面積を掛けてあげれば漏れ出る熱エネルギーの量が確認できます。

T様邸:0.49×329.4=161.4W、Y様邸:0.54×262.09=141.5W、以下

N様邸:125.1W、S様邸:168.3W、S様邸:203.9W、S様邸:196.2W、
H様邸:199.8W、S様邸:164.7W、K様邸:131W、N様邸:138.8Wです


これは屋外と室内の温度差が1℃あたりの損失エネルギー量なので、春や秋などの内外温度差が無いような時はヒーターやクーラーが無くても快適にすごす為の冷暖房のためのエネルギーは必要無いということになります。
では、夏と冬どちらが冷暖房費がかかるでしょう?

下の表は小牧市付近の平均気温です

一番寒い時期は1月で平均気温が3.7℃、最低の平均は-0.2℃です
反対に暑い時期は8月で平均気温が27.1℃で最高気温の平均は32.2℃となっています。


ここで、先ほどのUA値から掛け戻した熱貫流量から、暖房に必要なエネルギーを求めてみましょう。
家族が快適に生活できる温度環境を24℃と仮定します。
外の温度は0℃とします、つまり内外の温度差が24℃できるということになります。

 T様邸:161.4×24=3874W、Y様邸:141.5×24=3397W、以下
 N様邸:3001W、S様邸:4038W、S様邸:4893W、S様邸:4708W、
 H様邸:4793W、S様邸:3952W、K様邸:3143W、N様邸:3332Wとなりました。

Y様やN様邸は出力2.2Kwの6畳用エアコンが2台あれば真冬の時期も家じゅう快適にすごすことが出来ますが、S様やH様邸は6畳用をもう一台追加するか、又は8畳用の2.5Kwタイプのエアコンが2台必要になることがわかります。

では、夏の冷房についてはどうなるでしょう?冬の算定条件で賄えるでしょうか?
外気温を35℃、室温設定を27℃で考えると外との温度差は8℃なので冬の1/3のエネルギーで快適にすごせるのでしょうか?

残念ながら、そうはいきません。

冬は熱を加えるだけで空気を温めることが出来ますが、夏の空気を冷やすためにはチョッと厄介なことがあります。

湿度です。
冷房することによる除湿のメカニズムとその必要エネルギー量については難解な計算が伴いますので、今回は温度だけに注目しました。
(夏季の冷房エネルギー量については後日検討することとします)
夏季の冷房に関しては太陽の日射による室温上昇も加味する必要がありますが、これに関しては間取り(窓位置や大きさ)や立地条件で大きく変わるので一軒一軒個別に検討しなくてはなりません。


~今日のまとめ~

 ・住宅の大まかな断熱性能はUA値で表すことが出来る
 ・UA値に対象面積と計画温度差を掛けると暖房に必要なエネルギー量がわかる(冷房は別途検討)
 ・必要エネルギー量がわかれば暖房機器計画ができる
 ・夏の必要エネルギー量は冬のように簡単に計算できない

※重要  UA値からの計算だけでは本当の意味でのエネルギー計算はできない

 

現場日記

女性スタッフ 写真 女性スタッフ 写真

女性スタッフ 写真 女性スタッフ 写真

お問い合わせはこちら お問い合わせはこちら

Tel.0568-68-9171 Tel.0568-68-9171

メールでのお問い合わせはこちら リンクバナー メールでのお問い合わせはこちら リンクバナー

事業再構築補助金により作成

ページの先頭へ戻る