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安全な暮らし

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新型コロナウィルスのパンデミックから2回目の夏が終わろうとしていますが一向に収束の兆しが見えないですね。


専門家たちは皆『十分な換気』をして感染予防対策をするよう呼び掛けていますが、
では、『十分な換気』ってどうすれば良いのでしょう?

ググってみたところ【新型コロナウィルス感染症対策分科会】が発信していました。

感染拡大防止のための効果的な換気 について 

背景には
「高齢者施設、学校、保育所等では換気不十分が原因と考えられる事例がある」

特にエアコン使用により換気が不十分になる夏場において、換気の重要性が再認識されてきている。

と考察されています。

そして提言として「屋内では無理なく換気を続けてください」とあります。

換気対策の考え方として飛沫感染とエアゾル感染対策が必要であるとし、

エアゾル感染対策としては
・粒径が大きなものに対してはディスタンス確保して、かつ室内気流を一定化させない工夫
・小さな粒径対策は、必要な換気量の確保として30(m3/h・人)以上で1,000ppm(CO2)以下を確保

としています。

つまり、室内のCO2濃度が1,000ppmを超えないように換気しつつ、室内の空気を攪拌しウィルスを含んだ微小飛沫を分散させる。ということでしょうか?

"感染するエアゾルの濃度"と"二酸化炭素濃度が1,000PPM"の相関関係というのがとっても疑問なのですが、国の先生方がこう決めたのなら仕方ないですね。
とはいえ、室内空気の汚染度の基準は"二酸化炭素濃度1,000ppm"が基本なのでこれに準じるのでしょう。

ただ、30(m3/h・人)と室内CO2濃度1,000(ppm)は同じ内容なので“AND”とか“OR”という書き方は間違ってますね。

室内CO2濃度が1,000ppmを超えないためには在室者1人当たり30m3/hの換気が必要なのです。

確認してみましょう!

  1. 一人当たりの呼吸によるCO2排出量:0.018~0.022(m3/h) 安静時
  2. 大気中のCO2濃度        :350~400ppm 0.00035m3/m3(0.035%)
  3. 室内のCO2許容濃度       :1000ppm (0.1%)

上記条件から一人当たりの必要換気量は

(呼気による排出量)÷‘室内許容濃度大気中の濃度)なので

   

・好条件   0.018÷(1000-350)= 27.7(m3/h・人)
         ~
・悪条件   0.022÷(1000-400)=   36.3 (m3/h・人)

となるので、平均すると 32(m3/h・人)になります

ここで問題なのは入れ替える空気の量は当然のことですが、本当にその空気入れ替わってますか?ってことです!

前出の分科会提言には効果的な換気のポイントとして

※換気量はめやすであり、適切な換気や気流となっていることがポイント
※汚染エリアから排気して、反対側から外気導入すると効果的

とあります

これは住宅における換気計画においても基本であり、マスターズにとっては通常業務なので特にどうってこと無い(笑)のですが・・・

さてさて全ての工務店さんや設計事務所さんが出来てるのか?となると・・・です。

といった感じ悪い発言で今日は終わります。
次回は換気と漏気と気密についてフラグ回収したいと思います。

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